プロフィール

HSC不登校の娘と哲学初心者の母。HSP親子が自分らしく歩む道

娘のみかづきは年長で登園を拒否し、小学1年生で不登校に。

そして私自身も仕事がうまくいかず適応障害になりました。

繊細だからといって、器用に振る舞えるわけじゃない。

「『頑張る』ことは、本当に正しいことなのだろうか?」

そんな葛藤の中で出会ったのが、哲学者の「意外な視点」でした。

​このブログでは、哲学をヒントにした【自分たちらしさの肯定学】とともに、HSC育児や親自身のケアに役立つ情報を発信しています。

​娘みかづきとの日常と、生きづらさを「これでいいんだ」に変えていく考察の記録です。

​私たちの経験や思考が、今、同じように迷っている誰かの心を少しでも明るく照らす小さな光になりますように。

😥 私が適応障害で仕事を辞めた理由:娘の不登校と私の限界

​🎒 幼い頃から人一倍慎重だった娘

​みかづきは1歳から保育園に通い始めました。

幼い頃からとても慎重な性格で、他の子と比べて、全くと言っていいほど危険なことをしませんでした。

歩き始めるのも平均よりもかなり遅かったです。

つたい歩きは上手だったため、「絶対に歩けるはずなのに、なんでだろうね。」と保育士さんからよく言われていました。

今思えば、みかづきは、「歩行能力が確実に安定してから歩こう」と考えていたのではないかと感じています。

公園でも、まずは周りを観察します。

はしゃぐ子どもたちを見つけると、「危ない。」と、ぶつからないように、自分からそっと距離を置く子でした。

​少し気を付けてほしいことを軽く注意しただけでも、その言葉が響きすぎてしまってひどく泣き出すことがあり、私はみかづきへの声のかけ方に細心の注意を払うようになりました。

​保育園では、自由遊びが始まるタイミングで、取り残されて泣いてしまうことが度々あると先生から聞いていました。

何をしようかじっくり考えている間に、お友達はグループに分かれて遊び始めてしまい、どう声を掛けて良いのか躊躇っていたのだろうと思います。

時々登園をすごく嫌がることがありましたが、パパまぬまるの在宅ワークを利用して休ませることができ、大きな問題もなく過ごしていました。

​🏢転園後の崩壊:頑張りすぎた夏

​年中さんのときに引っ越し、転園しました。

前の保育園での最終日、みかづきは「これで最後は嫌。」と、みんなの前で泣き崩れたそうです。

「感受性が豊かですね。」と、園長先生が声を掛けて教えてくれました。

新しい環境には時間がかかりながらも慣れ、友達もできましたが、年長さんの夏に状況は一変しました。

​みかづきは登園を異常に嫌がり、大泣きすることが増えました。

​私も休ませてあげたいと思いましたが、当時の仕事が忙しく、職場の人間関係も良くなかったため、「休んだら迷惑がかかる」「何を言われるか怖い」という恐怖心に支配されていました。

泣いて嫌がるみかづきを無理矢理保育園に行かせているのに、自分の仕事はうまくいかない――。

​その矛盾とストレスで、私が適応障害になってしまいました。

家で涙を堪えるのに必死で、みかづきに話しかけられても笑顔で対応できない日々が続き、私は結局退職を決意しました。

​🚨「無理なのに、なんで分かってくれないの?」

​仕事を辞め、みかづきとしっかり向き合いたいと思った頃、児童支援センターへの相談をきっかけに、みかづきがHSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)ではないかと気づきました。

​その後は無理せず保育園を休ませるようにしました。

しかし、数日経つと、「私がみかづきを甘やかしているからいつまでも保育園に行きたがらないのではないか」という新たな不安に襲われました。

再びみかづきを無理矢理引きずりながら登園させてしまいました。

​そんな日が続いたとき、涙でぐしゃぐしゃな顔のみかづきから、「ほんとに無理なのになんでママは分かってくれないの?」という訴えがありました。

私はこの時、自分の行動が間違っていたのではないかと強く感じました。

​冬頃からは、週に1~2日、半日だけ登園するスタイルでなんとか卒園を迎えました。

​🧩「嫌じゃない」を目指す現在の試行錯誤

​小学校に入学したみかづきは、新しい環境で頑張りたい気持ちになったようで、4~6月半ばまでは欠席せずに登校できました。

しかし、徐々に「疲れた」「お腹痛い」とよく言うようになり、休む日が増えていきました。

​その後、登校するか休むかの二択ではなく、「1日の中で参加できそうな授業の時間だけ登校する」スタイルに変えています。

国語や算数は割と抵抗が少ないのですが、体育、図工、道徳などの授業と給食には苦手意識が強いため、週に1~3日、1日1~3時間だけ登校するようになりました。

3学期に入ってからは、少しの時間でも登校することが難しくなり、毎日欠席しているのが現状です。

​​学校という場所からは距離を置いていますが、家でのみかづきは宇宙の本を眺めたり、日本地図のパズルを繰り返したり、工作をしたりと、彼女なりの世界を楽しんでいます。

​もちろん毎日意欲的なわけではなく、ベッドでゴロゴロしてSwitchやYouTubeだけで一日が終わることもよくあります。

2月から通い始めた児童精神科病院のカウンセリングも嫌がり、一緒に行けなくなってきました。

家から出たがらず、何もしていないはずなのに「疲れたー」とこぼすみかづきの姿に、正直モヤモヤしてしまう自分もいます。

​でも、その「何もしない時間」も彼女にとっては必要なプロセスなのかもしれない。

そんな矛盾する気持ちを抱えながら、不安定なみかづきの今を、親としてどう捉えればいいのか。

正解のない問いを抱えながら、じっくりと向き合っていきたいと思っています。

​「2年生からはまた少しずつ学校に行ってみる。」と話しているみかづきのペースに合わせ、今はできるだけ学校を「嫌じゃない」ところにすることを目指しています。

この先、フリースクールにするのか、ホームスクーリングにするのか、学校を続けるのか、いくつかの選択肢をみかづきに提示し、選んでもらいたいと考えています。

そのために、私たちは、もっと根本的な生き方の問いに向き合う必要があると感じています。

💡哲学との出会い

📚問い続ける先に救いがあった

仕事ができない私と、学校という社会に適応できないみかづき。

頑張ることが正義とされた世界で、立ち止まってしまった私たちは、どうしたらいいのか分からなくなっていました。

もちろん、HSCに関する育児本はいくつか読み、とても共感できて、参考になりました。

でも、​もっと根本的な、「なぜ人は生きるのか」「正しいとは何か」という本質的な問いに、ただ向き合ってみたい。

そんなことを考えていたときにたまたま目にしたのが、哲学という言葉でした。

哲学書を読み進めると、そこには想像もしなかったような世界が広がっていたのです。

​特に私が感動したのは、次の3つの発見でした。

① 「迷うこと」そのものを肯定してもらえた

​ずっと「早く正解を見つけなきゃ」「迷っている自分はダメだ」と焦っていました。

でも、哲学は、すぐに使える「正解」や「万能の答え」を出すことを目的としていませんでした。

「問い続けること、迷い続けることこそが人間らしく生きることだ」と、私の足踏みをまるごと肯定してくれたのです。

② 世界が広がる「ワクワク感」

​哲学には、今まで考えもしなかったような物事の捉え方がたくさんありました。

それは、私が大好きな未確認生物や超常現象の話を聞くときに感じる、「世界には自分の知らない謎があるんだ!」というあのワクワク感とよく似ていました。

「そんな考え方アリなの?面白い!」と感じました。

③ 「私と同じ感覚の人がいた」という心強さ

驚くことに、​何十年、何百年も前の哲学者の中には、今の社会に適応しにくさを感じている私と、似たような感覚を持っている人もいました。

「自分はおかしいんじゃないか」と孤独を感じていた私にとって、時代を超えた理解者に出会えたような、大きな安心感と心強さを感じました。

​「学校には行かなくてはいけない」

「仕事ができないのはダメなことだ」

​このように一つの価値観が根強い社会から追い詰められているように感じていた私にとって、この世界の広がりは心の救いでした。

そして、この心の変化が、私にとって何よりも重要でした。

なぜなら、HSCの育児では、「親の心の安定」こそが、子どもに安心感を与えると実感したからです。

哲学は、結果として、HSC育児に直接的に効果を発揮し始めたのです。

​🧭「悩むこと」は、欠点ではなく、むしろ哲学の出発点

​深く悩み、立ち止まってしまう私のこの性質は、決して悪いことではないのではないか?

むしろ、立ち止まって考え続ける力は、哲学的な思考の出発点だと感じたのです。

​哲学が教えてくれたのは、「世界は一つではない」ということ。

世間の価値観に縛られず、より自分らしい選択をしたらいい、ということでした。

​ 💻このブログでお届けすること

このブログは、私たちが社会から一度はドロップアウトした経験を、新たな出発点と捉える場所です。

​私たちが「自分たちらしく」呼吸するために、以下の3つの視点から情報を発信しています。

【心を整える哲学】

様々な哲学者の知恵をヒントに、生きづらさを「これでいいんだ」に変えていく「自分たちらしさの肯定学」。

【HSC育児の知恵】

児童精神科や市の無料相談など、実際に専門機関を利用したリアルな体験談。また、望遠鏡や地図パズル、通信教育など、家での「遊びと学び」を彩るアイテムの紹介。

【HSP親のつぶやき】

日常の出来事や、頑張りすぎてしまうパパ・ママが自分を後回しにしないためのセルフケア。

​🤝 おわりに

​フランスの哲学者サルトルの言葉に、「実存は本質に先立つ」というのがあります。

人間は生まれながらに決まった目的(本質)はなく、自分の選択と行動によって、自分の本質を自分で作り上げていく限りなく自由な存在です。

​そして、自分の何気ない行動一つ一つが、じわじわと世界に影響を与えており、その全ての行為がそのまま社会参加となります。

​このブログで私たちが悩み、考察する一つ一つの言葉は、もしかすると、遠く離れたどこかで同じように苦しんでいる誰かの心に響き、その人の人生という「世界」に小さな変化をもたらすことができるかもしれません。

​そして、この小さな行動の積み重ねで、HSCやHSPといった高い感受性を持つ人々にとって、社会全体がもう少しだけ、居心地の良い環境へと変わっていくことを心から願っています。

私たちの​『自分たちらしさ』を探す考察の道に、ぜひお付き合いいただけると幸いです。

​📚参考文献・関連書籍

​当ブログはアフィリエイトプログラムに参加しています。

記事内で考え方を参考にさせていただいた書籍、およびHSC育児に役立つ書籍はこちらです。(敬称略)

『スッと頭に入る哲学 哲学は人生の道しるべ』(監修: 小川仁志氏 執筆:海老原一哉氏、大越よしはる氏、坂下ひろき氏) 昭文社

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『超訳哲学者図鑑』(著者:富増章成氏) 東京かんき出版

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「(次回記事準備中)不登校は「絶望」ではなく「自由」への第一歩。サルトル哲学で考える不登校の肯定学。」

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